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インフルワクチン、今月中旬に供給安定する見込み

 厚生労働省は1日、インフルエンザが全国的に流行シーズンに入ったと発表した。ワクチン不足が懸念される中、専門家は、手洗いやマスクの着用による予防をまず行うよう呼びかけている。



 同省は、11月26日までの1週間に約5000の医療機関から報告された患者数を集計。1医療機関あたりの患者数が1・47人となり、流行の目安となる1人を上回った。都道府県で多いのは、沖縄4・88人、長崎4・47人、愛媛3・39人の順。都市部は東京1・86人、愛知0・86人、大阪で0・78人、福岡2・32人だった。


 今年は、ワクチン供給が遅れている。同省予防接種室によると、現在はワクチンが不足しているが、今月中旬ごろから、供給が安定する見込みだという。国立感染症研究所感染症疫学センターの砂川富正・第二室長は「手洗いなどを行うほか、高齢者や持病を持つ人などはワクチンを接種し、重症化を防いでほしい」としている。